突然ですが、研究職を志望する学生はたくさんいるのに就職活動の情報って全然ないよなーと思う理系学生ってたくさんいるませんか?(僕はそうでした)
いまでは研究職として就職活動にも関わることがあるんですが、せっかくなのでその経験を活かして、研究職を目指す理系学生のために就職活動の参考になる情報を発信しようと思います。
僕は就職活動で
- 旧帝大出身じゃなくても
- 有名研究室出身じゃなくても
研究職として内定をもらうことができました。

この経験を少しでも役に立ててもらえれば嬉しいです!
学部・大学院時代のじゅんぴのプロフィール

- 国立大学(×旧帝大)
- 有機化学系研究室(×ビッグラボ)
- 修士卒
- 論文2報(First1報、Second 1報)
- 学会発表 3回(うち1回優秀発表賞)
- 資格 特になし
大学入試で国立大学に受かったことに満足して学部時代は遊びまわってきましたので、学部のことはまったくと言ってよいほど参考になりません(笑)
学部4年生からは心を入れ替え、特に大学院に入学してからは本気で研究に打ち込みました。
有機化学系のラボはハードワーカーが多くて、僕も朝9時から夜12時ぐらいまで研究室にこもっていました。今ではあんな働き方はもう無理ですが…。
当時は博士課程まで進学するつもりはなくて、修士卒で就職するつもりでした。就職活動までに論文を最低1報出すことを目標に研究していました。幸運にも就職活動までに1報発表し、1報を準備中というところまで研究を進めることができました。
学会発表は就職活動までには3回していて、その中の1つで優秀発表賞をいただいています。
実際にエントリーした企業
- 製薬企業(大手から中堅まで幅広く)
- 農薬企業(財閥系や日本農薬、日本曹達などの大手)
- 化学企業(財閥系や大手化学メーカー)
製薬、農薬、化学、食品、香料メーカーに幅広く応募しました。もちろんすべて研究職です。
就活を始めたころは、修士卒かつ旧帝大でも有名研究室でもなかったので、現実的に研究職を狙えるのか正直不安でした。ES通過後は面接を受ける会社を絞っていきましたが、最初は幅広いメーカーにエントリーしました。
選考が進むにつれて手ごたえを感じていったので、最終的に製薬企業だけに絞っています。
就職活動がうまくいった理由
旧帝大でも有名研究室出身でもない僕が就職活動に成功した理由を自己分析しました。
その理由は
研究成果があり自信をもって就活できたから
これに尽きると思います。
研究職を目指すのであれば、自分の行ってきた研究について堂々と自信をもってプレゼンしましょう!
研究職の就活でどうやってアピールする?
僕の場合は論文発表もあり、学会発表も複数回あったので、揺るぎない自信を持って面接に挑むことができました。研究成果を数字で見せられることのインパクトは大きくて、他の就活生と差別化できるポイントになります。

いまでは研究職の採用面接に関わっているので採用する側の気持ちがわかりますが、自信を持って研究発表・質疑応答ができる学生は一緒に働いてみたいと思いますね。
就職活動を見据えて研究分野を選ぶのであれば、論文発表が多いラボを選べばアピールできる研究成果を得られる可能性が高くなるでしょう。
また、学会発表の機会があるのであれば、成果に満足していなくても積極的に参加していくべきだと思います。学会参加経歴もアピールポイントの1つになるし、大勢の前で話す経験は面接のときに活きてくるはずです。
その他に求められるスキルについて
最近では、英語やデジタルの知識もアピールできるポイントですね。
自身の就活ではTOEICなど英語系の試験を受験していなかったので、面接で突っ込まれることが多かったです。うちの会社の例では当時であれば英語スキルの証明がなくても採用されましたが、最近ではTOEICの点数でフィルターをかけている企業も多々あります。
実際働いていても海外とのやり取りや文献検索などで英語を使う機会は多いので、この傾向は今後も続いていくと予想できます。すでに就活を始めている場合には「時すでに遅し」ですがまだ時間がある方は積極的に英語を勉強しておきましょう。
まとめると…
学歴や資格をアピールするよりも、自分が大学の研究室で頑張ってきた研究の成果を自信をもってアピールすることが一番大事っていうことです。
研究分野、研究室選びもとても大事ですが・・・↓↓

研究職を希望する学生は、胸を張って発表できる研究成果を出せるようにしっかりと研究に取り組みましょうね!!
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