株式投資で資産を築くためには時間の力と複利の力を利用するのが最も効果的です。
若ければ若いほど長い期間投資を行うことができるので、投資の世界では圧倒的に有利です。
この記事では、投資額・利回りの条件を変えて数十年間の運用を試算してみました。
この結果を見れば時間の効果は一目瞭然で、可能な限り若いうちから投資に挑戦するべきだとわかっていただけると思います。
運用の試算にあたって
株式投資における利回りとは
利回りは、投資金額に対する収益の割合のことをいいます。
この収益には「利息」だけでなく、投資商品を売却した場合に得られる「売却損益」も含みます。通常は1年間の「年利回り」のことを利回りと呼ぶことが多いです。
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例えば、100万円の投資をして1年後に5万円の利益を得た場合は利回り5%となります。
株式投資の利回りは年間約3~7%ほどと言われています。
今回の試算では年間3%と7%の二通りの利回りを想定してみました。
株式投資における複利とは
複利とは利息の計算方法のひとつで、一定期間ごとに利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算される方法です。
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つまり、得られた利益も再投資し続けていくことで最終的ね利益を大きくしていくという方法です。
今回の試算では複利の効果を活用して投資していくことを想定しています。
毎月5万円+ボーナス10万円×年2回の年間80万円を積み立てる場合
利回り3%なら
期間 | 資産額 |
5年間 | 425万円 |
10年間 | 917万円 |
15年間 | 1488万円 |
20年間 | 2150万円 |
30年間 | 3806万円 |
40年間 | 6032万円 |
50年間 | 9024万円 |
利回り7%なら
期間 | 資産額 |
5年間 | 460万円 |
10年間 | 1105万円 |
15年間 | 2010万円 |
20年間 | 3280万円 |
30年間 | 7557万円 |
40年間 | 15971万円 |
50年間 | 32522万円 |
年間80万円を積み立てると
年間80万円を積み立てることができれば、利回り3%でも50年後には9000万円もの資産を築くことができています。
20歳から始めた方は70歳になっていますが、その後、積み立てをやめたとしても毎年9000万円の3%である270万円は利益を得ることが可能です。
つまりこれだけ積み立てておけば年金がなくても生活していけるということですね。
毎月10万円+ボーナス20万円×年2回の年間160万円を積み立てる場合
利回り3%なら
期間 | 資産額 |
5年間 | 849万円 |
10年間 | 1834万円 |
15年間 | 2976万円 |
20年間 | 4299万円 |
30年間 | 7612万円 |
40年間 | 12064万円 |
50年間 | 18047万円 |
利回り7%なら
期間 | 資産額 |
5年間 | 920万円 |
10年間 | 2211万円 |
15年間 | 4021万円 |
20年間 | 6559万円 |
30年間 | 15114万円 |
40年間 | 31942万円 |
50年間 | 65045万円 |
年間160万円を積み立てると
年間160万円を積み立てることができれば、利回り3%でも30数年で1億円の資産を築くことが可能です。
さらに利回り7%なら25年ほどで1億円を突破できる計算です。
我が家の場合
我が家の場合は、毎月10万円+ボーナス20万円×年2回の年間160万円を積み立てています。
また利回りは4%程で運用することができています。
我が家がこのまま投資を続けていけば
期間 | 資産額 |
5年間 | 1110万円 |
10年間 | 2217万円 |
15年間 | 3564万円 |
20年間 | 7197万円 |
30年間 | 9622万円 |

この試算ですと我が家は30年後に1億円の資産を手に入れていることになりますね。
積立額を増やすor利回りを上げることができれば、さらに資産形成のスピードを加速させることも可能です。

楽天証券のHPでは積み立ての試算が可能です。
無料なので試してみてはいかがでしょうか??
まとめ
株式投資で一気にお金を稼ごうとしても、かなりの確率で失敗します。
一方で年間3~7%の利回りで資産を増やしていくということは現実的な水準だと思います。
「利回りって消費税より低いやん」と思うかもしれませんが、コツコツと積み上げることで複利の力を活かして確実に資産を増やすことができるんです。
資産形成のスピードは
- いかに長く投資を続けていけるか
- いかに多くの額を投資できるか
の2つに依存しています。
いかに長く投資を続けていけるか
気付いた時が一番若いときです。
できるだけ早く投資に挑戦してみましょう。
長く投資を続ける=早く投資を始めることです!
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いかに多くの額を投資できるか
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